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猫に飼われている人間のミライです。
先日(令和8年8月の土曜、15時頃)、香川県丸亀市の「丸亀うちわミュージアム」と、そのすぐ隣にある大名庭園「中津万象園(なかづばんしょうえん)」を訪ねてきました。うちわの職人技を間近で見て、そのあと静かな庭園をのんびり歩く——同じ敷地の並びで“ものづくり”と“庭の涼”を両方味わえる、欲張りな組み合わせでした。実際に歩いて感じたこと(正直な感想や注意点も含めて)をまとめます。

丸亀うちわミュージアムは「うちわの聖地」
丸亀うちわは、なんと国内シェアの約9割を占める日本一のうちわ産地。江戸時代初期、金毘羅参りのお土産として作られた「渋うちわ」が始まりとされ、1997年には国の伝統的工芸品にも指定されています。年間1億本以上が今も丸亀で生まれていると聞くと、なんだか身近なうちわが少し誇らしく見えてきます。

館内は入館無料。まず驚いたのは、職人さんの作業をすぐ目の前で見られることです。竹を割り、細く裂いて骨を組んでいく——一本のうちわがこれだけの手間から生まれるのかと、思わず見入ってしまいました。


うちわ作り体験もできる
ミュージアムでは、出来上がった竹骨に好きな和紙を選んで貼る「うちわ貼り体験」ができます(有料)。自分だけの一本を作って持ち帰れるので、旅の思い出やお子さんの自由研究にもぴったりだと感じました。
販売コーナーは“いいお値段”。ここは正直に

館内では丸亀うちわの販売もしています。ただ、ここは正直にお伝えします。丁寧な手仕事の品だけあって、決して安くはありません。ちょうど良いサイズのものでも5千円ほどして、「素敵だけれど、なかなか手が出ないな……」というのが本音でした。もちろんそれだけの価値がある工芸品なので、記念の一本として奮発するか、まずは手頃な体験うちわから——と、予算に合わせて楽しむのがおすすめです。
中津万象園は「栗林公園をギュッと凝縮した」庭園

ミュージアムの入り口から、園内の受付へ通じる通路が続いています。歩いてすぐに、雰囲気ががらりと変わりました。
中津万象園は、1688年に丸亀藩主・京極高豊によって築かれた池泉回遊式の大名庭園。約1万5千坪の敷地に、京極家ゆかりの近江八景になぞらえた八つの島が橋で結ばれています。樹齢600年を超える「大傘松」や、国内最古といわれる煎茶席「観潮楼」など、見どころも豊富です。

歩いてみての第一印象は、「高松の栗林公園を、そのままギュッと小さく凝縮したよう」。手入れの行き届いた美しさは栗林公園に勝るとも劣らず、一周は約1キロと、ちょうど良い散策距離です。この日はなんとほぼ貸切。静けさの中で、これだけ丁寧に整えられた庭を独り占めできるのは、本当に贅沢な時間でした。維持管理にどれほどの手間がかかっているのだろう……と、つい想像してしまうほどでした。

近年はフォトスポットとしても人気の朱塗りの「鳥居回廊」など、写真映えする景色もあちこちにあります。
鯉の餌やりと、押し寄せる鴨たち

園内には、池の鯉に餌をあげられる場所があります。餌は一袋100円。缶に100円を入れると——その音を聞きつけた鴨が3羽、怒涛の勢いで近づいてきました。餌をまくと、鯉に負けじと嬉々として飛びつく姿がなんとも愛らしく、思わず笑ってしまいます。

訪問のコツ・アクセス情報
- 中津万象園 入園料:大人800円/小中生400円。丸亀美術館とのセット券(大人1,300円)もあります
- JAF割引:会員証の提示で1割引になります(会員の方は忘れずに)
- 開園時間:9:30〜17:00(最終受付16:30)/水曜定休(祝日の場合は営業)
- 駐車場:普通車100台分あり
- 丸亀うちわミュージアム:入館は無料(体験・購入は有料)
そして、実際に行って強く感じた注意点をひとつ。夏場は日差しがかなり強いので、日傘や帽子を忘れずに。庭園は日陰ばかりではないので、暑さ対策をしておくと、より快適に散策を楽しめます。
まとめ
丸亀うちわミュージアムで日本一のうちわの職人技に触れ、隣の中津万象園で静かな大名庭園を独り占めする——ものづくりの熱と、庭の涼やかさを一度に味わえる、丸亀ならではの半日コースでした。派手さはありませんが、丁寧なものと、丁寧に守られた景色に囲まれる時間は、心をすっと落ち着かせてくれます。丸亀城とあわせて、ぜひ足を運んでみてください。

