雨の予報を見て、思わずため息——そんな経験はありませんか。今回、初めてのUSJを、あいにくの雨の日に訪れました。ところが結論から言えば、雨のUSJは「初心者にこそおすすめできる」一日でした。この記事では、絶叫系が苦手でも失敗しないための準備と回り方を、そのまま真似できるモデルコースとして整理します。

この記事はこんな方におすすめです
- USJが初めて、または久しぶりの方
- ゆっくり自分のペースで楽しみたい方
- ジェットコースターなど絶叫系が苦手な方
- 「整理券」や「エリア入場」の仕組みがよく分からない方
- 雨の日に行く予定で、少し不安な方
入園前にやっておきたい準備
チケットと公式アプリは前日までに
チケットは日付を指定して事前にオンライン購入を。当日窓口に並ぶ時間がもったいないからです。そして初心者が見落としがちなのが「公式アプリ」。待ち時間の確認、整理券や抽選、園内マップまで、当日の行動はほぼアプリが中心になります。インストールと会員登録、チケットの紐づけは前日までに済ませておくと安心です。
ペアやグループで行く場合のコツ:全員がアプリを入れる必要はありません。代表のスマホ1台で同行者のチケットもまとめて管理でき、整理券や抽選もそこから取れます。1台に集約しておくほうが、当日の操作はむしろスムーズです。

雨の日の持ち物リスト
- レインコート・ポンチョ(傘より断然おすすめ。両手が空きます)
- 替えの靴下・小さめのタオル
- スマホとチケットを入れる防水のジップ袋
- モバイルバッテリー(アプリ操作で電池の減りが早いです)
- 滑りにくい靴
事前に知っておきたかったこと:運動靴とズボンに防水スプレーをして行きましたが、靴には効果が薄く、結局しっかり濡れました(ズボンには多少効いていた印象です)。靴は最初から防水仕様か、濡れてもよいものを選び、替えの靴下を持つのが現実的です。傘はアトラクションの列で邪魔になるので、ポンチョが正解でした。雨の日でも屋外アトラクションの多くは通常通り運行しているため、レインコートやポンチョで全身を覆っておくと服を濡らさずに楽しめます。ただし屋内施設に入る際はレインコート類を脱ぐ場面もあるため、収納できるビニール袋や折り畳み傘をあわせて持っておくと重宝します。
初心者の最重要ポイント「整理券・エリア入場」の仕組み
エリア入場整理券とは
スーパー・ニンテンドー・ワールドなどの人気エリアは、混雑時に「エリア入場整理券」や抽選が必要になることがあります。これも公式アプリで取得します。入りたいエリアがある日は、入園後すぐの確認が肝心です。
アトラクションやイベントの整理券・抽選券
一部の人気アトラクションやイベントは、アプリで時間を指定して「整理券」「抽選券」を取る方式です。指定の時間に行けば、長い列に並ばずに体験できます。
初心者の整理券の考え方
コツは「欲張らないこと」。朝いちにアプリを開き、どうしても体験したいものを1〜2個だけ先に確保します。迷っているうちに枠が埋まることもあるので、優先順位を決めておくのが成功のカギです。
アトラクション前の「ロッカー」も初心者の必須知識
意外と知られていないのが、ロッカーの存在です。多くのアトラクションでは、乗る前に荷物をロッカーへ預ける必要があります。慌てないために、次の点を押さえておきましょう。
- 100円玉を用意しておく(アトラクション終了後に返金される仕組みだが、長時間になると追加料金が発生するため注意)
- 大きいカバンはロッカーに入らないことがある。その場合は近くのスタッフに相談を
- ロッカーに入れて乗るタイプでは、乗る前に荷物を別途預けてから列に並ぶとスムーズ
身軽にしておくほど一日が快適になります。貴重品だけ持ち、上着やカバンはロッカーへ、という流れに慣れておくと安心です。
入園後、最初にやること
ゲートをくぐったら、まず人の流れの邪魔にならない場所へ移動してから、アプリで整理券・エリア入場の状況を確認します。そのうえで、人の流れに乗って最優先のエリアへ直行。最初の30分の動き方で、その日の満足度が大きく変わります。
スーパー・ニンテンドー・ワールドは朝いち直行が正解
今回いちばん「やってよかった」と感じたのが、朝いちでニンテンドーワールドへ直行したことです。開園直後は比較的すいていて、目的のアトラクションへスムーズに進めました。
マリオカート 〜クッパの挑戦状〜
ヘッドセットを着けて的を狙うAR体験型で、いわゆる絶叫要素はありません。激しい上下や落下が苦手でも安心して楽しめます。朝いちで向かったおかげで待ち時間も短く快適でした。絶叫が苦手な方の「最初の1本」に最適です。


人気のアトラクションでは、やはり長い列に並ぶ場面もあります。実は、これほどの長蛇の列に並んだのは久しぶりで、昨年の関西万博以来でした。あのとき万博で「待つこと」にすっかり鍛えられたおかげか、今回の行列もそれほど苦になりません。とはいえ、整理券やエリア入場をうまく使えば並ぶ時間はぐっと減らせるので、初心者の方ほど活用をおすすめします。
ハリー・ポッターエリア ― 雨だからこその絶景
雨で来園者が少なめだったこともあり、霧に包まれたホグワーツ城がいつも以上に幻想的でした。「雨で残念」どころか、むしろ雨だからこその絶景でした。
ホグワーツ城
城そのものの存在感が圧倒的で、近づくほどに世界観へ引き込まれます。歩いているだけで気分が高まり、写真も映えます。
ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー
城内を進んで体験する、浮遊感のある3D映像系のアトラクションです。絶叫苦手目線でいうと、揺れや浮遊感はあるものの、目を開けていられる範囲。激しい落下が続くタイプではないので、コースターは苦手でもこちらは楽しめました。

昼食は「三本の箒」で世界観に浸る
午前の締めは、ハリー・ポッターの世界観そのままの食事処「三本の箒」。少し早めの時間に入ったところ、店内は空いていて、ゆっくり食事を楽しめました。昼のピークを避けると待たずに座れるので、初心者にはおすすめです。雨宿りも兼ねて落ち着いて休憩でき、料理はもちろん、天井の高い店内の雰囲気が素晴らしく、“食事の時間ごと楽しめる”のが魅力。名物のバタービールでひと息つくのもおすすめです。

整理券は実際にこう取った
整理券は、入園後の朝いちにアプリで確保しておくのがおすすめです。今回は「葬送のフリーレン」のストーリー・ウォークと、フライング・スヌーピーの整理券を朝のうちに取り、指定された午後の時間に合わせて体験しました。やり方はシンプルで、アプリでアトラクションを選び、空いている時間枠を確保するだけ。指定の時間に行けば、並ばずにスムーズに体験できました。歩く時間と休憩を、整理券でうまく組み立てられるのが初心者にもありがたいところです。
雨の日にUSJへ行くメリット
- 来園者が少なめで、待ち時間が短い傾向
- 濡れた路面に光が反射して、写真がきれいに撮れる
- 暑くなりにくく、体力を消耗しにくい
- ホグワーツ城などが霧で幻想的に見える
- 夕方以降の夜景が格別(後編で詳しく)
屋外ショーが中止・変更になることはありますが、屋内アトラクションを中心に組み立てれば、雨の日でも十分に満喫できます。
初心者が知っておきたかったこと(まとめ)
- 公式アプリとモバイルバッテリーは必須(ペアなら1台集約でOK)
- 雨具は傘よりポンチョ。靴は防水仕様か濡れてもよいもの+替え靴下
- アトラクション前はロッカーへ。100円玉を用意
- 整理券・エリア入場は「朝いちで1〜2個に絞って確保」
- 絶叫が苦手なら、アトラクションの内容を事前に確認
午前のモデルコース(このまま真似できます)
- 入園直後:まずアプリで整理券・エリア入場を確保(最優先の1〜2個)
- 朝:スーパー・ニンテンドー・ワールドへ直行 → マリオカート
- 午前:ハリー・ポッターエリアへ → ホグワーツ城 → フォービドゥン・ジャーニー
- 早めの昼:開店まもない時間に「三本の箒」で昼食&休憩(空いていてゆっくり過ごせます)
- 午後:朝に確保した整理券の時間に合わせてアトラクションへ
午後からの個別アトラクション・ショーのレビューは、後編で詳しくお伝えします。最後に、その日の締めくくりに見た夜景を一枚だけ。日中の雨が上がり、濡れた路面に光が映り込んで、昼間とはまるで違う表情を見せてくれました。雨の日でも夕方以降まで滞在する価値は十分にあります。

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